毒棘

尾の付け根の棘の両側には鋸状の歯があり、外皮鞘に毒腺が包まれている。

棘が刺さると外皮鞘が破れ、毒が注入される。

毒は複数のアミン酸からなる中性のタンパク毒で、刺された場合40℃程度の熱いお湯、食塩水に患部をつけ熱分解させることで痛みをある程度緩和できる。

激しい痛み、発汗、めまいなどの症状の他、時には呼吸困難や痙攣を引き起こすこともあるため、医療機関へ行くことが望ましい。

安全に取り扱う為には、棘に伸縮性のあるチューブを被せる、棘を切断してしまうといった手段がある。棘は切断しても数ヶ月で再生する。