生態


ピラニアは、上記のメチニス系の草食魚類から、1000万年 - 800万年前ほど前、雑食のメガピラニア(学名:Megapiranha paranensis)を経て、現代の肉食のピラニアへと進化した。

そのため草食系の気質が多く残っている。概して臆病な性質であり、特に単体での性格は極端に臆病であるため群れることを好む。

自分より大きく動くものに対しては、すぐ逃げ出す傾向がある。

野生種の食物は他の魚や稀に水に落ちた雛鳥やネズミなど、主に自分よりも小型の魚類や動物類である。

他には川で死にかけている、もしくは川で死んでからあまり時間が経っていない動物類の肉も食べている。ただし「たとえ空腹でも大型の温血動物は襲わない」という説は誤りである。

獲物からは常に距離を取り、その安全圏から獲物の肉を盗み取るように高速に泳ぐ。

ただし、血液臭や水面を叩く音に敏感に反応し、群れ全体が興奮状態となると水面が盛り上がるほどの勢いで獲物に喰らい付く。

群れは常に同じ水域で活動しており、ほとんど移動しない。そのため、乾季になると多くのピラニアが干上がった川に取残され、カメや鳥やアヒルの餌となっている。


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