現生のガー目の魚類は北アメリカ東部・中央アメリカおよびキューバに分布し、ケベック州南部に生息するロングノーズガー、コスタリカのトロピカルガーがそれぞれ北限と南限になっている。
基本的にすべて淡水魚であるが、汽水域でも観察されることがあるほか、キューバガーなど一部の種類は海域にも進出することが知られている。
ガー類は水草の生い茂る浅場や三日月湖(河跡湖)、バイユーとよばれる湿地帯など、流れの緩やかな静水域に生息することが多い。
食性は肉食性で、ある程度まで成長したものは他の魚類や甲殻類を主に捕食する。
ふ化した仔魚は他の魚と同様に卵黄が付いており、それが吸収されるとアカムシ、ボウフラ、ミジンコ、その他の動物プランクトンを食べる。
稚魚になると水に落ちた昆虫、水生昆虫や小型の甲殻類も食べる。
水域の生態系では上位捕食者に位置する。特に、アリゲーターガーは成魚になれば、ほとんど外敵に襲われる心配がなくなる。
しかし、ヤツメウナギ類の攻撃からは逃れることができない。
硬いうろこも破られてしまう。一方でヤツメウナギは皮膚から毒を含む粘液を分泌することで、ガーなどに捕食されることを防いでいる。
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