飼育
熱帯魚のため、温度管理には気を使う必要があり、28°C前後がよい。
pHも種によって適応するものに調節する必要がある。
シルバーアロワナの場合、成長すると100cmほどになるため最低でも150 - 200cm以上の水槽でないと飼育は難しい。
アジアアロワナ等は通常の飼育時で60cmほどで成長が止まる個体が多い。生後1年未満の幼魚から成長する速度は急激なものがあり、2年程度で50cmを超える。
振動や物陰でおびえたり、ゴキブリやハエ等の虫を餌だと思い込んで水槽から飛び出してしまうこともあるため、丈夫な蓋が必要である。
さらに体の大きなアロワナになると蓋の上に重石を置くなどの対応が必要である。
餌は、和金の幼魚やアカヒレなどの小型魚の生餌だが、与え方によっては人工飼料も食べる。
たまにコオロギ、ミルワームなども与えて栄養バランスを取る。飼育書の多くでは、単一の餌では栄養に偏りが出て体色や体型に影響が出るとして、複数種類の餌を用意して与えることを勧めている。
アロワナは自然界では、水面に落ちてくる昆虫などを捕食しているため常に上方を意識しているが、飼育環境では他の魚との混泳や水槽底面に何かがあると下方を意識する様になり、眼球が下を向いたままになっている個体を多く見かける。
これを防ぐためには、他の魚との混泳は避け、水槽底面には何も置かずに裏面に黒いシートを貼り光の反射を防ぐ等の工夫が有効であると言われている。
近年飼育が出来なくなった為か、上記のこの様な種が日本の各、川・湖などで発見されている。
アロワナは肉食であり、河川の生態系をくずす懸念があることはいうまでもなく、決して放流してはならない。
熱帯性の魚であるため、日本で冬を越すことは難しいと考えられるが、地球温暖化や工場の温排水などの影響による生存率の上昇が懸念されている。
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